平野邸 Hayama

宿づくりvol.3 選書のプロと本の世界に浸る。平屋で過ごす、読書の秋。開催レポート!

宿づくりvol.3 選書のプロと本の世界に浸る。平屋で過ごす、読書の秋。開催レポート!

こんにちは!ハロリノプロデューサーの佐藤です。

葉山にある築100年近い古民家を、みんなでいっしょに宿にリノベーションする宿づくりイベント第3弾として、11月23日に選書イベントを開催しました!しとしとと冷たい小雨が降る中、本好きなみなさんが15名も集まってくださいました。

今日はその様子をお届けします!

ですが、その前に「なんで宿づくりで本のイベントなの?」について

実はこの宿には「地域のひとが育て、使える、みんなの本屋さん」ができるんです。

集う人が選書し、訪れたひとが本棚をつくっていく。

本を通して、新たなひとの出会いがあったり、ゆるやかにひとがつながったり。

ここにしかない、本屋さんってなんだろう?

そんなことを考えるために、今回のイベントを開催しました。

スペシャルゲストは本のプロ。日本出版販売株式会社の木村さん!

日本出版販売株式会社、通称日販さんは出版取次を行なっている会社さんです。いわば、出版社から本を仕入れ、小売店へ届ける“本の商社”。なんと日本に21社しか存在しないんだそう。

日販さんはそんな出版取次の中でもユニークな取り組みをされていて、BOOK HOTEL「箱根本箱」や入場料制の本屋さん「文喫」を手がけられています。

そんなユニークな取り組みの原動力は、当日の木村さんのお話にあったこの言葉に尽きると思います。

「本」にかつての役割はないかもれません。「本屋」もかつての元気はありません。
それでも「本」が人の心を豊かにすることは変わりません。
「本屋」がワクワクする空間だということには変わりません。

今ではアマゾンでポチッとすれば、次の日には手元に本が届きます。レビューを見れば本の評価もわかってしまう。

でも、やっぱり図書館に行った時のワクワク感。大きな書店で、あれこれ友人と話しながら旅行先を探す時間。クリスマスの朝、枕元に本のプレゼントがあった時のきもち。

こういう「手触りがある」「温度がある」「空間体験として」の本の役割ってまだまだあると思いませんか? そして、本はひととひとを繋ぐと思うのです。今日のイベントだってそうです。「本がすき」その気持ちで15名もの方が、葉山の名も無い平屋に集い、本を通じてつながりました。

この日はそんな「本好き」たちが、「これからの本屋」を考える日でした。

本への想いが止まらない! イベント史上かつてない、熱い自己紹介

そんな木村さんのお話を伺ったあとは、参加者のみなさんに自分の好きな本の紹介と自己紹介をしていただきました。当日用意された本は実は参加者のみなさんに選書いただいたもの。私たちの予想をはるかに上回る熱量になんと自己紹介で1時間かかりました!笑

トップバッターのセベさん。まさかの「僕、以前本を出版したんですが」の出だしにみんなが動揺するかと思いきや「僕も」「私も」とまさかの出版経験者が続々……。おそるべし、葉山パワー。

さすが本好きのみなさん。自分が知らない本、面白そうな本に出会うと早速携帯にメモ。本ってついつい作家買いしたり、好きなジャンルばっかり買っちゃったりするんですよね。新しい発見ばかりのみんなの紹介にワクワクが止まりません。

あつーい自己紹介は、あつーいコーヒーとともに

このイベントでは弊社が運営しているカフェ、HOUSE YUIGAHAMAで実際にお出ししているコーヒーを、平屋の運営を担当することにもなるたっちゃんことワタベがハンドドリップでいれてくれました!

このコーヒー、なかなか好評でうれしかったです!

ちなみにコーヒーが飲めないお兄さんは鳩サブレをむしゃむしゃ。

次はワークショップ。平屋で作る本屋さんを考えよう!

ひとしきりお互いの本への熱い想いを確認した上で、次はその想いをぶつける「みんなの本屋さん」をどんなコンセプトでつくるかというワークショップ。

ワークはひとりで考える時間とグループでシェアする時間があります。


ちなみに上の箱は本の形をしたお菓子。左のお菓子はお菓子の形をした本。本好きが集まるとこうなる。

まずは自分で考えて…

うーん…むずかしい。

考えた成果をみんなにシェア!

たくさんの意見を模造紙を使いながら、まとめていきます。

そして他のグループにも考えた内容をシェア!

このグループは葉山と平屋の要素を

  • 自然
  • 子育て
  • 家族
  • 体験
  • 歴史
  • 文化

に分解して、それにあったテーマを考えてくれました。

こちらのチームの着眼点は「この家ならでは」のこと。

さらにこの家ならではとは何か?ということを家のオーナーさん「Yakkoさんの家」、そして「葉山にある家」という言葉に置き換え、Yakkoさんのこの家ですごした時間や葉山の歴史といった時間の奥行きがあるブレストをしてくれました。

最後はこちら。

「みんなの本屋さん」の大コンセプトを「もうひとつの日常」として小コンセプトを

  • 建築・歴史
  • 暮らし
  • コミュニティ
  • 科学
  • Yakkoさんに関係する本

などとこちらも葉山と平屋の固有の歴史にちなんでアイディアだしをしていただきました。

実は、参加者のみなさん、実は葉山在住の方だけじゃなく東京、果ては秋田など、本当に様々な場所から来てくださったんです。

みなさんのバックグラウンドがちがうからこそ

  • 葉山らしい、本屋って?
  • 子どもに読ませたい本ってなんだろう?
  • 日本の暮らしをたのしむというこの宿のコンセプトに合う本は?
  • 平屋に住んでたおばあちゃんが好きな本を置くのはどう?

いろんな視点でアイディアが生まれたワークショップになりました。

さいごにこれからの宿づくりについてお話しておしまい。

秋の日に、平屋にこもって雨を眺めながら本を読む。

ゆっくりコーヒーでも淹れながら。

こんな過ごし方ができる宿づくりをいっしょにしてくれる仲間をまだまだ募集しています!

これからイベントもたくさん続きますので、ぜひいっしょにすてきな宿をつくりましょう。

このプロジェクトではリノベーション費用も「参加型」で集めています。

投資家になると投資家限定イベントなどにもご招待させていただきます。こちらもぜひチェックしてみてください!

▼クラウドファンディングの詳細はこちら

https://hello-renovation.jp/renovations/6814
▼次回DIYイベントの詳細はこちら

https://hello-renovation.jp/news/detail/6882

ぜひ、葉山でお会いしましょう。

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